やっぱり前向き

私が徳島大学の介護の講座を受けることを知ると、母は「私もあなたと一緒に学んで、子どもたち(孫)もいるし、そういうことの積み重ねで人生が好転する気がしている!」

という趣旨のことを言った。凄いな、記憶力がなくなっていく病気なのに、新しいことを学ぶ意欲と期待で溢れている。

 

ついこの前「私って、何もないのよね。何もして来なかったの。」

と言っていた。ネガティブな言葉だけど抑揚は中庸で、客観的な気付きのようだった。

 

認知症という名前に縛られず、未来や過去を見ずに今を見据えるその姿。一緒に人生を歩んでいくことが、楽しみにすらなってきたよ。