いま実家に帰省中で、一喜一憂している。 母の状態は雲を掴むようにモヤモヤとしていてはっきりしない。 いっぺんに沢山の情報が来たり、体が疲れていたりすると混乱するようだ。正確な言葉を選べなくなってしまう。 でもゆっくり話すとちゃんと理解できる。…

若年性アルツハイマーを発症しながらも、これほどまでに創造し伝える力があるなんて、その壮絶な生き様に圧倒されている。 宗教や精神世界、内なる旅路をライフワークにしていた母には、この病の果てにどんなゴールを見せてくれるのだろう。 一緒にダンスを…

だいぶ前に生協で注文した絵本。 読むとつらくなるので、一度読んだだけで目に触れないようにしていた。 今は逆にとても読みたいと思い、本棚から引っ張り出してきて隅々まで読んだ。 こんな風に寄り添い、本人の思いに沿えると良いな。 穏やかな日々。

当事者の話は苦しいです。病気の進行を止めることができる日が来ますように。私には何もできなくて、ただただ悔しい。 できることと言えば、食事や運動。でも確かなことは何もない。絶望と希望を行ったり来たりです。 今は平気そうな母。まだどうなるか知ら…

今私は町会の役員をしている。母よりも高齢の方々が難しい資料を作り、複雑な議論を重ねている。長時間の会議にも参加できている。 スーパーに買い物に行くと、すれ違うシニアの方々の白髪と顔のしわの具合をチェックして、あの人は何歳だろう？と予想してし…

まだまだ勉強中だけど、どうやらアルツハイマーの脳には糖質を抑えることが重要らしい。 ・食事による糖質制限 私は料理が苦手だし、自然派も胡散臭くて敬遠していたタイプ。でも今回は、少しでも希望があれば挑戦したいと思う。しかも、効果があってもなく…

道徳の教科書は学校に置きっぱなしなのでほとんど目にすることはない。 学年末にさしかかり持ち帰ってきたため、整理しながらパラパラ見てみた。 ほんとにほんとに、そうなんだよなぁ。家族のかたちは色々あるけれど、我が家はこれが一番。コロナ禍で狂って…

次男が卒園して暇を持て余していたので、LINEのビデオ電話で母と話した。 ドキドキしたけれど、いつも通りの元気で明るい母だった。 希望と絶望が行ったり来たり。でも期待はしない。 「おばあちゃん、どうして車がないの？」と聞かれて答えられず。 次から…

いつも電話口では元気でシャキシャキ喋ってた母。 今日は歯切れが悪くどもりがち。こんなことは初めてだ。 喋ってるうちに言いたかったことを忘れること数回。 早く会って確かめなければ。あと一週間と少しで帰省する。 でも会うのが怖い。今よりさらに病が…

多様な視点から学んでいます。 当事者の声、専門家による最新情報、支援と介護に大切なこと、母と娘の事例、眉唾物も読んでみます。まだまだ増えるよ。 EテレのハートネットTVはお気に入りの番組です。子育てボランティアの勉強のために、母の病気が分かる以…

３月１４日午前 K病院 Y先生の診察 処方された薬： ドネペジル塩酸塩5mg（前回は3mg） プラビックス錠25mg ミカルディス錠40mg リピトール錠10mg タケプロンOD錠15 次回の診察日：１ヶ月後

コロナ禍で丸2年、母に会えないうちに急に老け込んだなとは感じていた。 そんなものなのかと寂しく思いつつ、心のどこかで嫌な予感がしていて、気付かないふりをしていた。まだ家は片付いてるよね。ババ抜きはできるよね。 でも、子どもたちに誘われても新し…

認知症は、症状が進んでから同居しても意味がないと思っている。 自分のことを忘れてしまった人のお世話をするのはつらい。 それよりも、少しでも症状が軽いうちにたくさん思い出を作りたい。 母と子どもたちの、たくさんの笑顔をみていたい。 それが進行を…

母は診断が出て以来、身近な人から毎日のように電話や訪問がある。忙しそうで、嬉しそうにしている。 もう車に乗れないから送迎してあげるよという人。一緒にバスで買い物に行こうという人。 健康な時は、母の生活を邪魔しないようにと気を遣っていたからか…

親バカだけど… 長男の宿題：宝物は何？ 「ほんとはね、家族と命なんだけど、恥ずかしいから書かない。」 小学2年生でこんな回答が出るだろうか？ 優しく育ってくれてありがとう。 ちなみに「自分で描いた絵」と答えてました。 オマケにもうひとつ：好きな場…

何を一番恐れてるのか？正確には、母の最期ではない。 身体が元気なまま、知性と尊厳が失われることが怖い。母が自分よりも幼くなっていくのが怖いのだ。 他の病気だったらどうか？は想像してみても分からないけれど。何かあるとしたら癌かと思っていたし、…

一人暮らししている母親の病気が発覚した。 アルツハイマーらしい。 最期の日に向かってタイムリミットが切られた。 私は小学生の時に父を亡くしているため、子どもの頃から母の死を想像しただけで絶望感に襲われていた。できれば直視したくない、何よりも怖…